日本モロッコ協会の一大イベントであります新春シンポジウム「アフリカ経済の魅力と課題」はコロナ
禍による中止を挟んで、昨年から再開して今回第 9 回を開催します。
コロナの影響が漸次収まりつつあるも、ロシアのウクライナ侵攻による戦闘が長引く中、新たに生じた
イスラエルとパレスチナの戦闘の影響も受け、今や世界の多くの国々がエネルギーと食糧問題をはじめとした深刻な経済・社会的困難に直面し、その対応に苦慮しております。またモロッコでは、マラケシュ郊外のアル・ハウズで起きたマグニチュード 6.8 の大地震で甚大な被害を被り、その復興に懸命に取り組んでいるところです。
一方、2022 年 TICAD8 のチュニス宣言の中では、「アフリカの持続可能な経済成長には民間投資が不
可欠だとして、日本とアフリカの間の技術移転や人材育成を強化するとともに若者や女子によるスタートアップ企業を支援する、その為には国際ルールを順守する健全な開発金融が重要」と謳われており、日本政府としては質の高いインフラ輸出政策を推進しています。地政学的には昨今「グローバルサウス」としてのアフリカの存在感が一層大きなものとなっております。
このような背景と新しい潮流を捉えて、今回のシンポジウムでは、モロッコ王国、エジプト及びセネガ
ルの各駐日特命全権大使をお招きし、国づくりの根幹を成すインフラの建設、整備を中心にそのビジョンや課題、実情、日本企業に期待すること等を率直に語っていただきます。
ご参加いただいた皆様にとっては、アフリカへの理解を深めるとともに、アフリカ進出への足掛かりを
築く上での貴重な知見や示唆が得られるまたとない機会になると思われますので是非ともご参加くださ
いますようご案内申し上げます。
<プログラム(予定)>
1. 日時 2024 年 2 月 6 日(火)13:30 ~16:30 (開場13:00)
-開催挨拶 日本モロッコ協会 会長 広瀬晴子
-来賓挨拶 外務省 中東アフリ 局長 長岡 寛介 氏
-基調講演 JICA 副理事長 山田 順一 氏
「アフリカ開発に対する JICA の取り組み―民間企業との連携を中心に」
-座談会 「アフリカ経済の魅力と課題」 ~モロッコならびにエジプト、セネガル の例を中心に~
モロッコ王国特命全権大使 ラシャッド・ブフラル 閣下
エジプト・アラブ共和国特命全権大使 モハメド・アブバクル・サレー・ファッターフ 閣下
セネガル共和国特命全権大使 ジャン・アントワーヌ・ドュフ 閣下
コーディネーター 一般社団法人日本モロッコ協会 会長 広瀬 晴子
-ネットワーキング
2. 場所 ENEOS ホールディングス株式会社 ENEOS ビル 2 階講堂
東京都千代田区大手町1-1-2
JR東京駅丸の内北口より徒歩10分・地下鉄大手町駅C10・C13出口より徒歩2分
3. 対象 企業・団体・自治体・労組・一般いずれも可
4. 会費 3,000円
5. 申込み・お問い合わせ チラシをダウンロードし、ご確認ください。